ICTを学校教育へ活かすために

今年はルワンダとエジプトで数多くの学校(未就学教育~初等学校~中等学校~教員養成校)を視察・訪問させていただきました。

教育の重要性が高まり、知識記憶中心の教育から、児童の問題解決能力を重視する教育へと社会ニーズが転換する中、どの国でも「学校教育へのICT活用」の重要性が強調されています。子供たちのみならず、先生たちもまた「学び続ける」ことを求められます。

両国とも、教室へのICT活用を頑張っている沢山の先生たちに出会いました。中でも印象的だったのが、ルワンダのとある幼稚園(写真左上)。5-6歳の子供たちがタブレットを使い、算数と英語の基本を熱心に勉強しています。彼らにとってはゲーム感覚なのでしょうが、教室内はとても静か、皆、集中していました。

でも、それ以上に「この学校、素晴らしいなぁ」と感じたのは、見事に整理整頓された教室内。勉強の時間が一区切りすると、先生に指導されながら、子供たちがお片づけを始めるのです。先生と子供たちが共に身体を動かして、教えやすい、学びやすい、安全・快適な環境を作りあげるプロセス、大切にしたいですね。