ルワンダの教員養成校を通じた「初等教育へのICT利活用」

学校教育へのICT活用に積極的なルワンダですが、学校への通信・電力のインフラ整備、学校や教室の増設、先生の新規雇用、児童・生徒へのPC配布、先生へのPC配布、教科書や教材のデジタル化、オンライン学習ポータルサイトの設置、現職教員へのICT研修、校内研修の題材として「ICT利活用した質の高い授業実践例の共有」などなど、実際に子ども達が「ICTを活用した質の高い学習」を享受するまで、やらねばならぬことはまだまだ盛り沢山。

その一環として、ルワンダの教員養成校(TTC)の教官を対象とした「生徒向けデジタル教材の開発」に関するセミナーを実施しています。Rwanda Basic Education Boardが用意したオンライン学習ポータルサイト(ELP: REB e-learning  platform)に、教官が自ら演習問題を用意できるようになることを目標として、(未来の先生である)生徒達がSMART教室のパソコン(オンライン)を活用した学びを体験すること、それによって彼ら自身の学びが深まり、授業へのICT活用リテラシーを体得し、近い将来には「デジタルNative世代の先生として小学校の教室で活躍すること」を期待しています。

と、大きな話を語ってしまいましたが、まずは目の前の教官達に「教科書の演習問題をデジタル化して、ポータルサイトにアップする手順」について丁寧に説明することから始めます。